琵琶湖疏水を京都鴨川へ

琵琶湖の水が山を抜けて京都へ下る疏水の本流沿いに、山科の里から京都の町並みへ歩む 琵琶湖から京都へ歴史とともに流れ続けた琵琶湖疏水の本流を追って、山科で山を抜けた流れ沿いを散策し、蹴上のインクラインや船溜り、さらに平安神宮から流れに沿った遊歩道を鴨川まで、さまざまな時代に思いをはせるひとときをお過ごしください。

*なかなか散策することのない琵琶湖疏水をもう少し楽しんでみたいと思った方は、寺院の見学時間を減らしてもう1箇所疏水散策のコースをご案内します。

  1. JR近江舞子駅

    JR湖西線(約19分)

  2. JR大津京駅
    京阪大津京

    京阪 石山坂本線(約3分)

  3. 三井寺駅

    徒歩(約10分)

  4. 琵琶湖疏水入口

スポット1:琵琶湖疏水入口

琵琶湖の湖水を、京都市へ通ずるために作られた水路(疏水)です。 1890年に完成した第1疏水と1912年に完成の第2疏水があり、京都蹴上(きょうとけあげ)で合流します。 琵琶湖の三井寺わきのトンネルから山をくぐり、山科の地でゆるやかなカーブを描きながら さらにいくつかのトンネルを抜けて京都蹴上へ至ります。いくつかに分流しながらインクライン、南禅寺「水路閣」、哲学の道など名所へも通じています。 インクライン、水力発電所を経た本流は鴨川へ沿って伏見へ至り、宇治川へと合流します。 完成当時は人や荷の水運としても利用され、琵琶湖・京都間の重要な交通機関でもありました。よって自然河川とは疏水が高架で上を行くなどして交差させています。 インクラインは蹴上に達した疏水が船を上下させるには急すぎる勾配のため、船をケーブルカー形式で運んだ部分です。今ではこの坂を徒歩で散策できるようになっています。 この疏水は他に水力発電や上水事業にも利用されています。

  1. 琵琶湖疏水入口

    徒歩(約10分)

  2. 三井寺駅

    京阪電車 石山坂本線(約7分)

  3. 京阪膳所駅

    JR東海道線(約6分)

  4. 山科駅

    徒歩(約10分)

  5. 蹴上(水力発電所とインクライン)

スポット2:琵琶湖疏水出口

山科駅より北へ山科の里を10分ほどで、琵琶湖からはるばる流れてきた琵琶湖疏水のトンネルの出口へでます。 そこを基点に西へゆったりとした流れに沿ってのんびりと散歩気分で約50分の行程です。ゆるやかに蛇行を繰り返す疏水の流れは時速約4km、歩く早さとほぼ同じです。 途中にはいくつかのお寺や天皇陵もあり、立ち寄ってみるのもそぞろ歩きの楽しみの一つです。 ほかにも各所にベンチやテーブルもありますので、休憩にも便利です。 京都蹴上へ抜けるトンネルで疏水を一度はなれ、すぐ近くの京都市営地下鉄東西線「御陵駅」 (みささぎえき)から、一駅で次の目的地インクラインのある「蹴上駅」(けあげえき)へ向かいます。

  1. 琵琶湖疏水出口

    徒歩(約50分)

  2. 市営地下鉄 山科駅

    東西線(約7分)

  3. 蹴上駅

スポット3:蹴上(水力発電所とインクライン)

蹴上駅出口1番から地上へ出るとそこがインクラインの上部です。インクラインとは琵琶湖疏水が運河として利用されていた時代に勾配が急すぎるため、船をいったんケーブルカー(傾斜鉄道)へ載せ変えて、蹴上船溜りから南禅寺船溜りの間を往復させていた跡です。 また、この勾配を利用した日本で初の水力発電所であり、また現役の「関西電力蹴上発電所」に利用されています。 現在ではこのインクライン跡は遊歩道として親しまれ、桜の名所でもあります。坂を下りきって南禅寺船溜りの手前には「琵琶湖疏水記念館」があります。明治から大正時代の開発の軌跡や疏水の状況が良くわかります。

  1. 蹴上(水力発電所とインクライン)

    徒歩(約30分)

  2. 夷川発電所

スポット4:平安神宮から夷川船溜りへ

南禅寺船溜りから疏水本流は白川といったん合流し西の鴨川方面へ流れてゆき、この部分の疏水を「鴨東運河」とも呼びます。南禅寺船溜りの南には山県有朋の別荘だった「無鄰庵」あり、疏水の水を引いた庭園を楽しめます。さらに西へ疏水沿いに進み「平安神宮」の大鳥居前(この辺で白川は分流してゆきます)を過ぎ、しばらくすると北へ直角にまがり進んでゆきます。京都会館の先でまた西へ直角にまがり冷泉通沿いにまっすぐ延びてゆきます。このあたりは京都の町並みのなかですが、桜並木のある遊歩道でのんびりと歩けます。やがて夷川船溜りが開けてきたその先に夷川発電所があります。煉瓦造りの風情ある建物で、こんな街中に発電所があるのは大変珍しい風景です。

スポット5:鴨川沿いに宇治川へ向かう疏水

夷川発電所からさらに直進するとやがて鴨川と直角に出合います。ここで流量の多い場合は一部鴨川へ流出します。ここでも直角に左にまがり鴨川の左岸に沿って宇治川へ向かうこととなります。だいぶ先の墨染発電所のあたりは鴨川から別れ泉川と合流しながら宇治川へと合流してゆきます。ここで琵琶湖から山をくぐって第一疏水、第二疏水と合流したり、また東山の麓を北上する「疏水分線」と分水したりと変化にとんだ長い旅を終えます。 鴨川と出合う地点から宇治川まではさらに10㎞強とかなりの距離となるので、今回の琵琶湖疏水を京都鴨川へ散策はここでいったん終了とします。

  1. 川端丸太町前

    京都市営バス(約24分)

  2. 京都駅

    JR湖西線(約47分)

  3. JR近江舞子駅

    徒歩(約5分)

  4. ホテル琵琶レイクオーツカ

ホテル琵琶レイクオーツカ

京都までの長い旅路で疲れた身体を癒す至福のひととき。ホテルには庭園に面した緑と光があふれる大浴場がございます。ラジウム鉱石の湯が疲れた身体を芯から癒してくれます。ホテル琵琶レイクオーツカにお越しの際は、ぜひご利用ください。

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