高島 万葉歌碑めぐり(前編)

琵琶湖西岸にある高島は大和と北陸とつなぐ水陸交通の要所でした。そのため万葉集には勝野原を詠んだ歌が多くあります。(当時、白鬚神社辺りから萩の浜に向かう湖畔は勝野原と呼ばれていました)
ここでは「万葉歌碑めぐり」として2回にわたり6首をご紹介します。

1.思ひつつ 来れど来かねて 水尾が崎 真長の浦を またかへり見つ

<歌の解釈>
心にかけながらやって来たが、行き過ぎかねて、水尾が崎から真長の浦をまた振り返ってみたことである

<万葉集>巻9-1733

<著者>碁師

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2.何処にか 舟乗りしけむ 高島の 香取の浦ゆ 漕ぎ出来る船

<歌の解釈>
どこで舟に乗ったのであろうか。高島の香取の浦から漕いでくる舟は

<万葉集>巻7-1172

<著者>覊旅

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3.大船の 香取の海に 碇おろし 如何なる人か 物思はざらむ

<歌の解釈>
香取の海に碇を下ろして、いかなる人が物思いをしないであろうか。どんな人でも恋の心は悩むものを

<万葉集>巻11-2436

<著者>柿本人麻呂

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*地図の4~6は後編でご紹介します。

2017年6月1日

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